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「稲刈鎌(いねかりがま)」とは、実った稲の株を根元から刈り取るために用いられる専用の鎌のことです。「刈鎌(かりがま)」とも呼ばれます。稲の茎を滑らずに一気に切り落とせるよう、細かい鋸刃(のこぎりば)がついた鋸鎌などが多く使われます。 秋の黄金色に輝く田んぼで、一株一株手作業で収穫を進めていた時代から、農作業の厳しさと実りの喜びを象徴する重要な生活道具として親しまれてきました。刃の鋭い輝きや研ぎ澄まされた様子には、収穫期を迎えた農村の活気と緊張感が宿っています。
道具そのものの質感や視覚・聴覚の描写を丁寧に捉えるのがポイントです。砥石で研ぎ澄まされた刃の冷たい光、夕日や秋晴れの光を反射する様子、あるいは稲の茎をザクザクと刈り取る心地よい音などを五感を使って描くと、秋の田園風景が生き生きと立ち上がります。また、使い込まれた木の柄に染み付いた手のぬくもりや、一日の労働を終えた後の道具への労いなど、人の暮らしや感情を寄り添わせるのも効果的です。
・視覚:研ぐ、光る、錆、白刃、夕日、稲田、黄金、泥 ・聴覚・触覚:研ぐ音、柄(つか)、手擦れ、重み、冷たし ・情景:畦道(あぜみち)、農具小屋、落穂、稲架(はざ)
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