稲刈鎌

稲刈鎌

いねかりがま

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「稲刈鎌(いねかりがま)」とは、実った稲の株を根元から刈り取るために用いられる専用の鎌のことです。「刈鎌(かりがま)」とも呼ばれます。稲の茎を滑らずに一気に切り落とせるよう、細かい鋸刃(のこぎりば)がついた鋸鎌などが多く使われます。 秋の黄金色に輝く田んぼで、一株一株手作業で収穫を進めていた時代から、農作業の厳しさと実りの喜びを象徴する重要な生活道具として親しまれてきました。刃の鋭い輝きや研ぎ澄まされた様子には、収穫期を迎えた農村の活気と緊張感が宿っています。

この季語で詠むコツ

道具そのものの質感や視覚・聴覚の描写を丁寧に捉えるのがポイントです。砥石で研ぎ澄まされた刃の冷たい光、夕日や秋晴れの光を反射する様子、あるいは稲の茎をザクザクと刈り取る心地よい音などを五感を使って描くと、秋の田園風景が生き生きと立ち上がります。また、使い込まれた木の柄に染み付いた手のぬくもりや、一日の労働を終えた後の道具への労いなど、人の暮らしや感情を寄り添わせるのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・視覚:研ぐ、光る、錆、白刃、夕日、稲田、黄金、泥 ・聴覚・触覚:研ぐ音、柄(つか)、手擦れ、重み、冷たし ・情景:畦道(あぜみち)、農具小屋、落穂、稲架(はざ)

稲刈鎌」の俳句例 (3件)

刈鎌に指のあたたき光かな
長谷川素逝【現代語訳】稲刈鎌を握る指先が、秋の日差しを受けてあたたかな光を帯びていることだ。 【鑑賞】冷たく鋭利な刈鎌の鉄刃と、それを握る人間の「指のあたたかさ」の対比が美しい名句です。秋晴れの柔らかな光に包まれながら黙々と稲を刈り進める人の体温や、生命力そのものの尊さが鮮やかに描かれています。
刈鎌を提げて夕日へ向ひけり
高浜虚子【現代語訳】一日の稲刈りを終え、手鎌を提げたまま沈みゆく大きな夕日に向かって歩いていった。 【鑑賞】収穫に励んだ充実の一日の終わりを捉えた句です。夕日に向かって歩む農夫の背中と、提げられた刈鎌のシルエットが美しく重なり、大自然の恵みへの感謝と労働の達成感が雄大に描き出されています。
刈鎌の研ぎ澄されたる光かな
村上鬼城【現代語訳】稲を刈るための鎌が、砥石で見事に研ぎ澄まされ、まばゆいばかりの鋭い光を放っていることだ。 【鑑賞】これから始まる稲刈りの作業を前に、念入りに手入れされた鎌の白刃の輝きをシンプルかつ力強く捉えた一句です。鋭い光の描写から、農作業に挑む人の引き締まった気迫と、実りの秋を迎えた農村の清々しい緊張感が伝わってきます。

みんなの「稲刈鎌」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「稲刈鎌」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語