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「百八たい(ひゃくはちたい)」は「百八燈(ひゃくはっとう)」とも呼ばれ、初秋の盆の時期(旧暦7月15日前後)に行われる伝統的な火祭り・仏教行事です。仏教で説かれる人間の「百八の煩悩」を祓い清め、祖霊を迎え送るために、山肌や尾根、河原などに百八基の松明やかがり火を一斉に点火します。特に福島県会津地方などの盆行事として有名で、漆黒の夜の山並みに火の帯が浮かび上がる光景は、厳かで幻想的な秋の風物詩となっています。
百八つの火が一列に連なる壮大なスケール感と、それを取り巻く夜の闇の深さとの対比を意識して詠むのが効果的です。松明の火が山の斜面を下ってくる動きや、夜空・川面に照り映える炎の色など、視覚的なドラマを捉えてみましょう。また、単なる火の美しさにとどまらず、ご先祖様への祈りや、初秋の夜に漂い始めるひんやりとした山の冷気(肌感覚)を組み合わせると、詩情が一層深まります。
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