一叢芒

一叢芒

ひとむらすすき

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「一叢芒(ひとむらすすき)」とは、野原一面に群生している芒ではなく、ぽつんとひとかたまりになって生えている芒(ススキ)を指す秋の季語です。「叢(むら)」は群がり集まる様子を表し、見渡すかぎりの「芒野(すすきの)」とは対照的に、限られた一角だけに銀色の穂を揺らしている情景に焦点を当てています。広大な風景よりも対象が絞り込まれるため、草木の侘びしさや孤独感、秋の深まりゆく哀愁、あるいは一筋の存在感の際立ちをより鮮明に描き出すことができます。\n\n### この季語で詠むコツ\n「一叢」という言葉自体に「孤立したひとまとまり」という強い映像喚起力があります。そのため、芒そのものの形や色を細かく説明するよりも、その芒がどこに生えているのか(道端、石仏の傍ら、荒れ地など)や、芒を取り巻く周囲の空間(夕暮れの光、吹き抜ける秋風、影の伸び方など)に目を向けるのがコツです。背景の広がりや静けさを対比させることで、一塊の芒の持つ風情がぐっと引き立ちます。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・光や時間:夕日、残照、夕暮、月光、黄昏、日暮\n・場所や道:辻、道標、野仏、畦道、廃屋、土手\n・天候・情景:秋風、露、野分、傾く、揺らぐ、影

一叢芒」の俳句例 (3件)

一叢の薄にまがふ夕日哉
服部嵐雪【現代語訳】ひとかたまりになって生えている薄の穂の輝きに、赤く沈みゆく夕日の光が入り混じり、どちらが光を放っているのか見紛うほどに美しいことよ。【鑑賞】『続猿蓑』に収められた名句です。一面の薄野ではなく「一叢」だからこそ、沈む夕日の残光がその穂先だけに集中的に絡みつき、眩いばかりの美しさと儚さが際立ちます。
一叢の薄に風の行方かな
夏目漱石【現代語訳】ぽつんとひとかたまり生えた薄が激しく靡いている。目に見えない秋風の通り抜けていく行方が、はっきりと分かることだなあ。【鑑賞】風そのものは目に見えませんが、一叢の薄がさっと一方向に傾くことで、風の通り道とその勢いが鮮やかに視覚化されています。孤独な薄と吹き抜ける風の清冽さが印象的です。
一叢の薄に暮るる野路かな
正岡子規【現代語訳】歩いてきた野の小道が、ひとかたまりの薄のあたりで日暮れを迎えて薄暗くなっていくことだ。【鑑賞】夕闇が迫る野道において、一叢の薄の白い穂がほのかに光を残しながら暮れてゆく情景です。旅路の心細さと秋の夕暮れの寂寥感がしみじみと伝わってきます。

みんなの「一叢芒」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「一叢芒」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語