初日の出

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意味・由来

「初日の出」とは、新しい年の最初の日、すなわち元日の朝に昇る太陽のことです。古来、日本では元日の日の出とともに年神様が山々や海を越えて訪れると信じられており、一年の無病息災や幸運を祈る神聖な風習として受け継がれてきました。ただの夜明けとは異なり、厳かな希望と新しい命の息吹を感じさせる、新年の代表的な季語です。

この季語で詠むコツ

太陽の輝きや赤さそのものを詠もうとすると、平凡な句になりがちです。日の出そのものを直接描くよりも、「光を浴びて金色に染まる波や街並み」「寒さに耐えながら待つ人々の白い吐息」「合掌する手元」など、周囲の情景や五感の動きを捉えるのが上達の秘訣です。光が現れた瞬間の静寂から歓声へと移る空気の変化を切り取るのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・視覚:茜色、水平線、山脈、長い影、眩き光 ・触覚・感覚:身の引き締まる寒さ、冷たき風、熱き吐息、凛とした空気 ・動作・情景:合掌、静寂、どよめき、万歳、祈り 光の眩しさと冬の寒冷な澄んだ空気を対比させると、初日の出の尊さがより際立ちます。

「初日の出」の俳句例 (3件)

不盡赤し筑波を見れは初日の出
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
初日の出隣のむすめお白粉未だつけず
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
蓬莱の松にさしけり初日の出
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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