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「青柳うたふ(あおやぎうたう)」は新年の季語です。新春の祝宴や宮中の行事などにおいて、古代の歌謡である催馬楽の「青柳」をはじめとするめでたい歌を口ずさみ、謡うことを意味します。古来、柳は春の到来を真っ先に知らせる瑞祥の木として重宝され、そのみずみずしい芽吹きを寿ぎ、平穏や繁栄を願って歌われてきました。古典的な雅やかさと、年のはじめの晴れやかな慶びが込められた気品ある季語です。
単に歌を歌っている様子を描くだけでなく、新春ならではの凛とした空気感や、格式高く落ち着いた空間を取り合わせることが大切です。初釜や神楽、書初めなどの新年の風物とともに配したり、かすかな衣擦れの音や清らかな声の響きといった聴覚的な情景を描き出すと、この季語が持つ古風で優雅な趣が一層引き立ちます。騒がしい宴というよりは、どこか品格のある静けさを感じさせる表現を目指すとよいでしょう。
・空間や場を表す言葉(神垣、座敷、初点前、床の間など) ・音や気配を表す言葉(声澄む、しづけし、衣の音、ほのめくなど) ・新春の情緒を表す言葉(初明かり、若水、薄日、神さびてなど)