端居
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意味・由来

「端居(はしい)」とは、夏の蒸し暑さを避けるために、風通しの良い縁側や窓際、戸口など家の「端(はし)」に出て涼をとることを意味する夏の季語です。冷房設備がなかった時代、人々は少しでも涼しい風を求めて外気に近い場所に腰を下ろし、一息つきました。単に涼しさを求めるだけでなく、日常の労働から解放された夕暮れ時などに、くつろぎや安らぎの時間を楽しむ風情が込められた言葉です。

この季語で詠むコツ

端居は静かな佇まいを持つ季語ですので、大きな動きよりも「五感で感じる微細な変化」を描くのが効果的です。例えば、肌をなでる夕風の心地よさ、遠くから聞こえる物音、庭の木々の陰影など、窓辺や縁先から見える景色や音を取り合わせると、ゆったりとした時間の流れを表現できます。また、読書をしたり、お茶を飲んだりといったさりげない動作を描くことで、夏の日常の味わいがぐっと深まります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・風鈴(夏の季語) ・団扇(夏の季語) ・縁先、格子戸、素足(無季・生活の言葉) ・夕暮れ、通り雨、庭の木々(情景の言葉)

「端居」の俳句例 (2件)

小鼓の稽古すませし端居かな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
屋根越しに見ゆる実梅に端居かな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

みんなの「端居」の詠み

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