牛蒡引く
autumn 動物

牛蒡引く

ごぼうひく

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「牛蒡引く(ごぼうひく)」は、晩秋に畑深く根を張った牛蒡を掘り起こして収穫する作業を表す仲秋〜晩秋の季語です。牛蒡の根は地下深くまっすぐに伸びているため、引き抜くには鍬やスコップで深く土を掘り起こし、全身の力を使って引き抜く重労働となります。掘り起こした瞬間に立ちのぼる特有の土の香りや、冷え込んできた夕暮れ時の畑での力作業という情景が、秋の深まりと大地の恵みを強く実感させます。

この季語で詠むコツ

牛蒡を抜くときの「身体的な労苦」「手の感触」「大地の匂い」など、五感を活かした描写を取り入れると実感がこもります。また、深く掘る作業に没頭するうちに秋の日が暮れていく時間の経過や、冷えてくる夕風・夕日との対比を描くのも効果的です。単なる収穫の報告にとどまらず、作業をする人の息づかいや畑の静けさを表現してみましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・身体や動作に関する言葉(息、腰、腕、力、引き抜く、踏ん張る) ・大地や自然に関する言葉(黒土、夕日、夕風、匂ひ、影、茜空) ・時間や情景を表す言葉(日暮れ、夕べ、冷ゆる、暮れ残り)

牛蒡引く」の俳句例 (3件)

牛蒡引く夕べの息の白かりき
加藤楸邨【現代語訳】牛蒡を深く掘り引き抜いていると、いつの間にか暮れかけた夕暮れの寒さの中で、吐く息が白くなっていた。【鑑賞】深く根を張る牛蒡を引き抜く重労働に集中する中、ふと気がつくと秋の日は落ち、吐く息が白く染まっていたという情景です。労働の厳しさと晩秋の訪れる冷気を、白い息という視覚的描写によって鮮やかに際立たせています。
牛蒡引く背中に寒き夕日かな
前田普羅【現代語訳】牛蒡を引き抜く作業に追われていると、屈んだ背中に当たる夕日の光がひやりと寒々しく感じられることだ。【鑑賞】畑に腰をかがめて牛蒡を掘り続ける作者の背中に、沈みゆく秋の夕日が当たっています。夕日でありながら暖かさよりも冷たさを感じるという感覚が、晩秋の厳しさや農作業の孤独な真剣さを感じさせます。
牛蒡引く影のびてゐる夕日かな
西島麦南【現代語訳】牛蒡を懸命に引き抜いていると、西に傾いた夕日によって自分の影が畑の土の上に長く伸びている。【鑑賞】牛蒡掘りに熱中しているうちに傾いた夕日が、作業する人の影を長く地面に映し出しています。大地の土と夕暮れの光、そして黙々と働く人の姿が一体となった、秋の農村の哀愁と静けさが美しく描かれた一句です。

みんなの「牛蒡引く」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「牛蒡引く」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語