解夏
autumn 時候

解夏

げげ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「解夏(げげ)」とは、夏の初め(旧暦四月十五日)から九十日間にわたって寺院や山中に籠もって行われた仏教の修行「安居(あんご・夏安居)」が、旧暦七月十五日に終わることを指す初秋の季語です。草木の茂る夏の間、外を出歩いて小さな生き物を踏み殺す過ちを避けるために一箇所にとどまって読経や瞑想に励んでいた僧たちが、この日をもって修行を解かれ、各地へと旅立ちます。長い禁足生活から解放される安堵感とともに、共に厳しい修行に耐えた仲間との別れの寂しさ、そして初秋の澄んだ空気が漂う奥深い季語です。

この季語で詠むコツ

解夏を詠む際は、僧たちが修行を終えて山を下りる様子や、開放感の中にも残る仏道修行の厳かさ、旅立ちの哀歓を取り入れると深みが出ます。単なる「夏休みが終わる」といった世俗的な感覚ではなく、精神的な解放感や秋の訪れによる風の冷やかさ、空の高さといった季節の移ろいと心境の変化を重ね合わせるのがポイントです。

相性のいい言葉・取り合わせ

・旅立ちや移動に関する言葉(草鞋、杖、山門、旅路、風、雲) ・寺院や仏教にまつわる言葉(法衣、鐘の音、戒壇、読経) ・初秋の清澄な情景を描く言葉(秋風、青空、澄む、朝影)

解夏」の俳句例 (3件)

旅人の心にも似よ解夏の月
松尾芭蕉【現代語訳】厳しい修行を終えて解夏を迎えた僧の清らかな心境は、執着を捨てて漂泊を続ける旅人の澄んだ心にも似ていることであろう。今宵照る解夏の月よ。 【鑑賞】芭蕉が能登への旅立ちを前に詠んだ句。夏安居を終えて晴れやかな心で山を下りる僧の姿と、己の旅人としての澄みきった境地を、空に輝く満月に重ね合わせて美しく表現しています。
解夏の日や僧等旅立つ雲の峰
正岡子規【現代語訳】安居が明ける解夏の日となり、修行を終えた僧たちが遠くそびえる入道雲に向かってそれぞれの道へと旅立っていく。 【鑑賞】解夏を迎え、山門を後にして各地へ散っていく僧たちの躍動感ある旅立ちの姿を、空に大きく湧き立つ雲の峰とともに捉えた雄大で爽快な一句です。
解夏やまた雲につづきし草鞋履く
高浜虚子【現代語訳】解夏を迎え、また雲の行く先へと続く長い旅路に向けて、草鞋の紐をしっかりと結び直すことだ。 【鑑賞】九十日間の籠もりの修行を終えた僧が、再び雲水(行脚僧)として遥かな旅に出る瞬間の緊張感と清々しさを、草鞋を履く動作一つで見事に象徴しています。

みんなの「解夏」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「解夏」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語