元朝

元朝

がんちょう

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意味・由来

「元朝(がんちょう)」とは、元日の朝のことです。「元旦」とほぼ同じ意味を持ちますが、漢語由来の凛とした格調高い響きがあり、年の初めの澄み切った清らかな空気を鮮やかに想起させます。古来より一年の始まりである朝は、万物が改まり、神聖な気が満ちる特別な時間として重んじられてきました。

この季語で詠むコツ

単に「めでたい」「清々しい」といった抽象的な感想を述べるのではなく、元朝ならではの「光」「冷気」「静けさ」を具体的に描写するのが上達の近道です。例えば、まだ誰も踏み荒らしていない庭の佇まいや、元朝の陽光が差し込んだ部屋の様子、手洗いの水の冷たさなど、五感で捉えた具体的な事象を一句に留めることで、新年最初の朝の厳かさが立ち現れます。

相性のいい言葉・取り合わせ

厳粛さや清浄さを際立たせる言葉と非常によく合います。 ・光や空模様を表す言葉(静けさ、薄日、青空、朝影、白みゆく) ・清らかさを感じさせる生活の道具や仕草(手水、汲水、箒目、白足袋、注連飾) ・自然の気配(霜、水引、寒風、雀の声) これらの言葉を取り合わせることで、元朝の引き締まった空気感が一層引き立ちます。

「元朝」の俳句例 (1件)

元朝や米くれさうな家はどこ
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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