季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「綴暦(つづりごよみ)」とは、紙を重ねて上部を綴じた暦のことで、現代でいう「日めくりカレンダー」や冊子状の暦を指す新年の季語です。江戸時代から続く伝統的な伊勢暦などもこれにあたります。元日の朝、柱や壁に新しく掛けられた綴暦は、これから始まる三百六十五日分の紙がすべて重なっており、ずっしりとした厚みと手応えがあります。新春を迎えた清々しさと、これからの日々に思いを馳せる希望の象徴として親しまれてきました。
まだ一枚も破られていない、手付かずの「厚み」や「白さ」、「新しさ」を意識して描写するのがポイントです。破る行為そのものよりも、新年の始まりにおいて部屋や柱に掛けられた存在感や、暦に触れたときの紙の感触、朝の光との対比を描くと、季語の持つ改まった雰囲気が際立ちます。日々の生活感がにじみ出る季語ですので、身の回りの日常的な情景と素直に取り合わせると初心者でも共感を呼ぶ句になります。
・柱、釘、壁、大黒柱(暦が掛けられる場所や留め具) ・重たし、厚し、真白、匂ひ(紙の物質感や五感を刺激する表現) ・初日、朝光、茶の間、家族(新春の温かい暮らしを思わせる言葉)