二閒の供

二閒の供

ふたまのく

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意味・由来

「二間の供(ふたまのく)」とは、宮中の清涼殿にある「二間(ふたま)」と呼ばれる観音菩薩などを祀る仏間で、正月に仏前へと供えられる供物のことです。平安時代から続く宮中行事の一つで、新春にあたり国家の平穏や皇室の安泰を祈願して厳かに執り行われました。華やかな新年の祝祭とは一線を画す、静謐で尊い祈りの場に由来する、格調の高い新年の季語です。

この季語で詠むコツ

歴史と伝統に裏打ちされた儀礼の季語ですので、王朝風の雅やかさや、新春の張り詰めた冷気、凛とした静寂感を表現するのがコツです。現代的な日常風景に無理に合わせるよりも、仄暗い室内に灯る明かりや、立ち上る香の気配、古の歴史への思い馳せといった、厳かで重厚感のある情景を取り合わせると、季語の持つ幽玄な美しさが際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・視覚を誘う言葉:御灯(みあかし)、仄暗し、薄明 ・嗅覚や静寂を誘う言葉:香の煙、静けさ、厳か、冴ゆる ・歴史や祈りを感じる言葉:いにしへ、祈願、秘めやか、古色

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