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「絃召酒盛(つるめそのさかもり)」は、新年を祝う宮中の儀礼に由来する季語です。古代、正月の射礼(弓を射る儀式)などの折に、弓の弦を調える役目の人々を召し出し、労をねぎらって酒宴を賜った催しを指します。「絃召」そのものが弓弦を改め調えることを意味し、そこから転じて新春に開かれる晴れやかな酒宴を表す雅びやかな言葉となりました。新春の厳かさと、酒を酌み交わす宴の賑わいが一つに重なり合った、おめでたい季語です。
現代では実際の宮中行事を直接目にする機会は少ないため、言葉が持つ歴史的な雅やかさや、新年の凛とした空気感を意識して詠むのがポイントです。弓や弦が持つ引き締まった緊張感と、酒盛りという寛いだ華やぎの対比を意識すると、深みのある一句になります。古典的な響きを生かして少し格調高い言葉と合わせるか、新春の酒席の明るい情景を託して詠むと初心者の作品でも情景が鮮やかに立ち上がります。
・弓、的、矢、弦、武具などの弓矢にまつわる言葉 ・盃、御酒、酌む、美酒などの酒席を連想させる言葉 ・殿舎、篝火、朱の膳、幔幕などの雅で伝統的な道具や情景 ・晴れ着、初霞、松の緑など、新年のめでたさを添える季の風物
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椅子に委ねる
秋夜かな
喉うるおう
コーンスープや
秋の湯気
手の甲に
クリーム白さ
秋に消え
秋の夜や
茶碗のひびを
継ぐる金
秋の夜や
のれん二つの
はしご酒
月青し
かそけき音(ね)消ゆ
石の庭