浅漬大根

浅漬大根

あさづけだいこん

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「浅漬大根(あさづけだいこん)」とは、秋に収穫されたばかりの新大根(早生大根)を、塩や糠などで短時間軽く漬け込んだものを指す秋の季語です。冬場に長期保存用としてじっくり漬け込まれる「沢庵」などの本漬けとは異なり、新大根ならではのみずみずしさ、サクサクとした歯ざわり、ほのかな辛味や甘味をそのまま楽しむ素朴な一品です。秋の収穫の喜びや、日々の家庭的な食卓の温もりを象徴する季語として親しまれてきました。

この季語で詠むコツ

「浅漬大根」を詠む際は、大根の「白さ」や「瑞々しさ」、そして噛んだときの「パリッとした音や食感」といった五感を意識することがポイントです。また、豪華な料理ではなく日常の質素で丁寧な食事を連想させるため、夕餉や朝餉、台所の情景、家族との団欒、あるいは一人静かに味わう秋の夕暮れなど、生活感のある情景と組み合わせると詩情がぐっと深まります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 色や質感を表す言葉:白し、瑞々し、透き通る、薄切り、青き葉
  • 食卓・生活に関する言葉:新米、朝餉(あさげ)、夕餉(ゆうげ)、膳、小皿、井戸端、包丁
  • 秋の気配を表す言葉:秋の暮、夜半の秋、初時雨、秋風、澄む

浅漬大根」の俳句例 (3件)

浅漬の大根白し初時雨
正岡子規【現代語訳】浅漬けにした大根のすがすがしい白さが際立つ折、外では折しも初時雨が静かに降ってきたことだ。 【鑑賞】漬けたての新大根のみずみずしい「白」と、秋の深まりを告げる冷たい「初時雨」の情景が見事な対比を見せています。身近な食卓の静けさと季節の移ろいに対する繊細な感覚が、子規らしい平明で澄んだ筆致で描き出されています。
浅漬の大根噛むや秋の暮
村上鬼城【現代語訳】浅漬けの大根を小気味よく噛みしめていると、しみじみと秋の日の暮れの寂しさが身に染みることだ。 【鑑賞】浅漬大根を噛んだ瞬間のパリッとした澄んだ音が、静まり返る秋の夕暮れの静寂と孤独感をより一層引き立てています。日常の素朴な食事の一瞬から、深まりゆく秋の情緒を巧みに捉えた名句です。
浅漬の大根青き葉を添へて
鈴木花蓑【現代語訳】浅漬けにした大根の白い身に、鮮やかな青い葉が彩りとして添えられている。 【鑑賞】収穫したばかりの新大根ならではの、新鮮な青葉を一緒に漬け込んだ家庭的なひと皿を丁寧に写生しています。大根の清潔な白と葉の鮮やかな青のコントラストが美しく、秋の味覚の生き生きとした生命感を伝えています。

みんなの「浅漬大根」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「浅漬大根」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語