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「青鴫(あおしぎ)」は、秋の季語である「鴫(しぎ)」の一種で、チドリ目シギ科の鳥です。全体的に暗褐色から青灰色、緑がかった落ち着いた色合いの羽毛を持つことからこの名がつきました。山地の渓流沿いや山間の湿地、沢辺などに生息し、人目を避けるようにひっそりと暮らしています。秋になると山奥から人里近くの小川や沢辺に姿を見せることもあり、夕暮れの寂寥感や山川の澄んだ空気を象徴する鳥として古くから俳諧で詠まれてきました。
青鴫は非常に警戒心が強く、保護色で周囲の岩や枯れ草に溶け込んでいるため、姿を見るよりも「飛び立つ羽音」や「飛び去る影」、あるいは「鋭く鳴く声」によってその存在に気づくことが多い鳥です。そのため、静寂を破る一瞬の動きや、沢沿いの夕暮れの薄暗がり、清冽な水の気配などを捉えて詠むと、青鴫の持つ野趣と哀愁が際立ちます。
・水や地形を表す言葉:沢、渓流、せせらぎ、岩陰、湿原 ・情景・時間帯を表す言葉:夕暮、夕日、薄暮、水煙、木漏れ日 ・感覚・動作を表す言葉:飛び立つ、羽音、水輪、忍ぶ、静けさ
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