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「青草(あおくさ)」は、初夏から夏にかけて野山や道端、庭などに青々と勢いよく生い茂る草のことを指す夏の季語です。春の芽吹いたばかりの柔らかな「若草」とは異なり、夏の強い日差しを浴びてぐんぐんと育ち、葉の色が濃く、みずみずしさと力強さに満ちているのが特徴です。自然の力強い生命力や、野性味あふれる夏の情景を代表する季語として古くから親しまれています。
「青草」を詠む際は、ただ青い草が生えている風景を描くだけでなく、五感を働かせた描写を意識すると生き生きとした句になります。たとえば、踏みしめたときの弾力や靴底に染みる露、刈り取られた草の立ちのぼる青臭い匂い、風に吹かれて波打つ葉の音など、身体で感じた実感を捉えてみましょう。春のみずみずしさとは違う、夏の草ならではのたくましさや生命力の旺盛さを引き出すことがポイントです。
・風、匂い、香、露、雫 ・踏む、刈る、抜く、座る、寝転ぶ ・野道、土手、原っぱ、広場、川原 ・青空、日差し、白雲、影