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「秋の嵐(あきのあらし)」は、秋に吹き荒れる激しい風や暴風雨を指す季語です。同義の季語には「野分(のわき/のわけ)」がありますが、「野分」が主に二百十日や二百二十日前後に襲来する台風そのものを指す古典的な響きを持つのに対し、「秋の嵐」は台風に限らず、秋の前線や発達した低気圧によってもたらされる荒天全般を、より現代的かつ実感的に表す言葉として使われます。木々の葉を散らし、冷たい雨を伴って吹き抜ける嵐は、それまでの温もりを奪い去り、季節が一気に冬へと傾く寂寥感や厳しさを際立たせます。
風雨の凄まじさそのものを描写するだけでなく、「嵐の後の静けさ」や「室内から感じる嵐の気配」に目を向けると深みのある句になります。たとえば、風に揺れる木々、打ちつける雨の音、吹き飛ばされる落ち葉といった動的な情景を描く一方で、閉め切った部屋の中で灯す明かりや、嵐の過ぎ去った後の冴え返る秋晴れの青空・冷気とのコントラストを意識すると、情調豊かな表現になります。
・視覚的な言葉:灯(ともしび)、夜盲(よめ)、青空、落葉、窓硝子、山影 ・聴覚的な言葉:雨音、きしむ、轟く、戸を打つ、静けさ ・心情・動作:読書、病む、待つ、立ち尽くす、過ぎ去る
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