秋のあかつき

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あきのあかつき

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意味・由来\n「秋のあかつき(秋暁:しゅうぎょう)」は、秋の夜明け方の時間帯を指す季語です。「暁」は夜が明けようとして東の空がほの白む頃を意味し、秋特有の澄み切った冷気や、しじま(静けさ)が漂う情景を表します。春夏秋冬それぞれに暁の趣がありますが、秋の暁はひんやりとした肌寒さと、どこか物寂しく凛とした気配が際立つのが特徴です。\n\n### この季語で詠むコツ\n秋の夜明けの「空気の冷たさ」「光の移ろい」「静寂の中で際立つかすかな音」に着目するのがポイントです。夏の熱気が去り、深まりゆく秋の気配を肌感覚や視覚・聴覚を通じて描写すると実感がこもります。また、旅先での目覚めや、物思いに耽る内面的な心の動きとも非常に相性が良い季語です。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・光や空の様子:白む空、残る星、茜色、朝霧、雲の足\n・感覚・情景:冷気、肌寒、しづけさ、目覚め、露、鐘の音\n・具象物:富士、山影、窓、水音、海、庭

秋のあかつき」の俳句例 (3件)

秋暁や水音ひびく奥丹後
飯田蛇笏【現代語訳】秋の夜明け方、奥丹後の地には川や水の流れる清らかな音が響き渡っている。\n【鑑賞】旅先である奥丹後の秋の早朝、静まり返った澄んだ空気の中に際立つ水音を捉えた名句です。秋暁の凛とした冷気と山里の深閑とした風情が見事に表現されています。
秋暁の富士をま近に雲行けり
水原秋桜子【現代語訳】秋の夜明けの澄んだ空にそびえる富士山。そのすぐ間近を雲が流れてゆく。\n【鑑賞】秋の夜明けの高く澄んだ青空と、雄大な富士山、そして流れる雲の動静を鮮やかに切り取った一句です。秋暁の透明感と壮大さが清々しく詠み込まれています。
秋暁の夢の覚めぎは美しき
日野草城【現代語訳】秋の夜明け、夢からふと目覚めるその瞬間の余韻がなんとも美しい。\n【鑑賞】ひんやりとした秋の朝の空気の中で、夢と現実のあわいに漂う心地よい感覚を素直に詠んでいます。秋暁の持つ耽美で静謐な空気感が、作者の内面感覚を通じて美しく結晶しています。

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