赤鯊

赤鯊

あかはぜ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「赤鯊(あかはぜ)」は、秋の季語である「鯊(はぜ)」の傍題の一つです。ハゼ科の魚のうち体全体に赤みを帯びているものや、晩秋の産卵期に向けて体が赤褐色に染まったハゼ、あるいは深みへ落ちていく時期のハゼを指します。泥底にじっと潜み、釣り上げられたときに独特の愛嬌と野趣を感じさせる姿は、日本の秋の風物詩として古くから親しまれてきました。秋の深まりとともに夕暮れの陽光に照らされる水辺や、釣りの情趣を色濃く宿す季語です。

この季語で詠むコツ

「赤」という色彩が持つ温かみや鮮やかさと、ハゼ本来の泥臭さや小さな命の躍動感を対比させると効果的です。水底に静かに潜む姿、釣針にかかって水上に跳ね上がる瞬間、あるいは調理されて食卓に並ぶ様子など、視覚的・触覚的なディテールを丁寧にすくい取ることで、秋の哀愁や生活感が生き生きと立ち現れます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水辺・自然景観:潮、浅瀬、泥、澪標(みおつくし)、夕日、秋風、さざ波 ・動作・状態:潜む、跳ねる、釣る、煮る、腹這ふ、透き通る ・道具・暮らし:釣り糸、桶、厨(くりや)、小鍋、炭火、夕暮れ

赤鯊」の俳句例 (3件)

赤鯊のひそめる泥のあたたかき
日野草城【現代語訳】赤鯊がじっと潜んでいる水底の泥は、ほんのりと温かいことだ。 【鑑賞】冷え込み始めた秋の空気とは対照的に、水底の泥の微かなぬくもりに着目した一句。小さな赤鯊の息づかいと触覚的な温もりが、秋の深まりゆく寂寥感の中で際立っています。
赤鯊のすつきりとした骨となり
加藤楸邨【現代語訳】美味しく食された赤鯊が、見事なまでにすっきりとした骨の姿となった。 【鑑賞】秋の味覚として食された赤鯊の残骸を見つめた句。命をいただき、清々しいまでに綺麗に骨だけになった姿に、楸邨らしい鋭い観察眼と生の余韻が込められています。
赤鯊や釣船過ぐる波の底
正岡子規【現代語訳】赤鯊がいるところへ、釣り船が通り過ぎて水底の波が揺れている。 【鑑賞】水上を行き交う舟の動きと、その下でじっと身を潜めている赤鯊の静けさを対比させた名句です。秋の川口や浅海ののどかな釣景が目に浮かびます。

みんなの「赤鯊」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「赤鯊」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語