薄月

薄月

うすづき

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意味・由来

「薄月(うすづき)」とは、秋の夜空に薄雲や靄(もや)がかかり、淡くかすんで見える月のことです。春の霞んだ月は「朧月(おぼろづき)」として親しまれますが、秋の澄んだ空気の中で見られる微かな陰影を帯びた月を「薄月」と呼びます。冴えわたる秋の「名月」とは異なり、どこか物寂しく、しっとりとした情緒を醸し出すのが特徴です。

この季語で詠むコツ

明るく輝く月とは違い、薄月は「ほのかな明かり」や「曖昧な輪郭」に風情があります。月そのものの描写だけでなく、薄月のかすかな光に照らされる地上風景(水面、露、人影など)や、肌寒くなってきた夜の空気感に焦点を当てると、秋ならではの静けさや寂寥感を巧みに表現できます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水辺の情景(川、波、露、潮風など) ・静寂を感じさせる言葉(虫の声、障子、夜気、影など) ・秋の草木(芒、落葉、枯野など)

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