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「瓜(うり)」は、古くから日本人に親しまれてきたウリ科の果実の総称で、俳句では主にマクワウリ(真桑瓜)やシロウリ(白瓜)などを指します。西瓜(すいか)や南瓜(かぼちゃ)などが普及する以前は、夏の水菓子といえばこの瓜でした。井戸水や小川の冷水に浮かべて冷やし、水分と甘みを楽しむ夏の風物詩です。素朴でありながら、みずみずしい清涼感と庶民の暮らしの温かみを感じさせる夏の季語です。
瓜を詠む際は、その「みずみずしさ」や「生活感」を五感を使って捉えるのがポイントです。例えば、包丁を入れた瞬間に広がる青く爽快な香り、ざっくりと割れる音、滴る果汁といった具体的な描写を入れると臨場感が生まれます。また、井戸端や縁側、盥(たらい)の水に浮かべる涼やかな情景や、畑の蔓(つる)に実る泥のついた姿など、飾り気のない日常の一コマを切り取ると瓜本来の素朴な味わいが際立ちます。
・水や冷たさを連想させる言葉(井戸水、小川、盥、冷やす、滴る) ・暮らしや道具の言葉(縁側、包丁、籠、筵、土間) ・夏の情景を表す言葉(青空、夕立、日盛り、青葉、簾)
雀瓜
静かにそっと
笑いおり