露の身

露の身

つゆのみ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「露の身(つゆのみ)」とは、草木の葉に宿る朝露が朝日の光とともに忽ち消え去ってしまうように、儚く消えやすい人の命や人生そのものをたとえた秋の季語です。古代から露は儚さや無常の象徴とされてきましたが、俳句においては自らの老いや病、運命の不確かさを客観的・詩情豊かに見つめる言葉として用いられます。秋の澄んだ気配や冷気の中に、哀愁と命の尊さを凝縮した情趣ある季語です。

この季語で詠むコツ

「露の身」はそれ自体に「儚い命」という強い情緒と人生観が込められているため、ただ悲哀や寂しさを嘆くだけの言葉を重ねると通俗的になりがちです。コツは、秋の具体的な自然の光景(野道、風、野分、広野など)をしっかりと描き出すことです。広大な自然や季節の厳しさと、小さく頼りない「自分自身の身」を対比させることで、感傷に流されず、読者の心に深く染み入る詩情を生み出すことができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・空間・風景を表す言葉(「野道」「広野」「草枕」「山河」など) ・秋の気象・風物(「秋の風」「野分」「夜寒」「月影」など) ・儚さを際立たせる動詞(「消ゆ」「置く」「宿る」「迷ふ」など)

露の身」の俳句例 (3件)

露の身の行衛もしらぬ野道哉
小林一茶【現代語訳】露のようにはかない我が身は、この先どこへ行き着くのか行く末も知らぬまま、ただ秋の野道を行くことであるよ。 【鑑賞】漂泊を続けた一茶ならではの実感がこもった一句です。秋の野道を歩きながら、いつ尽きるとも知れない我が命と先行きの見えない人生の頼りなさを、淡々とした諦念と叙情をもって受け止めています。
露の身の消えなんとする野分哉
正岡子規【現代語訳】露のようにか細い我が命が、激しく吹き荒れる野分の嵐によっていまにも消え去ってしまいそうであることよ。 【鑑賞】病床で結核と闘い続けた子規の鬼気迫る心情が伝わります。激しい暴風(野分)という強烈な自然の力と、病に侵された「露の身」という脆弱な肉体との切迫した対比が生々しい存在感を放っています。
露の身の置きどころなき広野かな
横井也有【現代語訳】朝露のようにはかなく頼りないこの身は、あまりにも果てしなく広がる秋の野原のどこに身を置けばよいのであろうか。 【鑑賞】どこまでも広がる雄大な「広野」と、極小で消えやすい「露の身」との対比が鮮やかです。広大無辺な世界の中で、自分の存在の小ささや孤独、拠って立つ場所のない心細さをしみじみと詠み上げています。

みんなの「露の身」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「露の身」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語