季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「妻越舟(つまこしぶね)」とは、初秋の七夕の夜に、彦星(牽牛)が織姫(織女)の待つ対岸へと天の川を渡る際に乗る小舟のことです。年に一度の逢瀬を果たすため、夫である牽牛が妻のもとへ水越えて通っていく舟であることから名付けられました。万葉集の時代から和歌に詠まれてきた天の川渡りの情景が俳諧にも受け継がれた季語であり、単なる天体観測にとどまらない、ロマンチックで神秘的な伝説の世界を背景に持っています。地上から見上げる秋の澄んだ夜空に、愛しい人を求めて漕ぎ渡る小さな舟の影を幻視する、優雅で情感あふれる季語です。
伝説や神話に基づく季語ですので、現実の風景をただ描写するのではなく、研ぎ澄まされた想像力をもって天空の情景を思い描くことが大切です。満天の星々や広大な銀河のなかに、一艘の小舟という対比を作ることで、星空の壮大さと逢瀬の切なさが際立ちます。また、「櫂(かい)の音」や「川浪の気配」など、実際には聞こえないはずの天上の音を心で聴くように詠み込むと、静寂と詩情が一層深まります。
この季語を使った人気の投稿はまだありません。
この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。
あなたが最初の1句を詠んでみませんか?