田植酒

田植酒

たうえざけ

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意味・由来

「田植酒(たうえざけ)」とは、過酷な田植えの作業が無事に終わったことを祝い、お互いの労をねぎらい合って酌み交わす酒のことです。田植えの終了を祝う行事「早苗饗(さなぶり)」の宴で振る舞われる酒でもあり、農作業の無事完了への安堵や、これからの豊かな実りを願う祈りが込められています。古くから村中で助け合って田植えを行った日本の農村文化と深く結びついた、心温まる夏の季語です。

この季語で詠むコツ

田植えそのものの労働風景を描くのではなく、「一仕事を終えた後の解放感や心地よい疲労感」に焦点を当てると味わい深くなります。泥のついた足を洗った後の清々しさ、夕暮れの風が肌をなでる心地よさ、仲間や家族と笑い合う賑やかな座敷の様子など、五感を使った具体的な描写を取り合わせると、酒の旨さや生活のぬくもりが自然と伝わります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・泥の手、洗い髪、素足、湯上がり(労働後の清々しさを表す言葉) ・畦道、縁側、古畳、暮れなずむ空(夕暮れの農村風景を表す言葉) ・大皿、笑い声、安堵(宴席の賑わいや気持ちを表す言葉)

「田植酒」の俳句例 (1件)

柴つけし馬の戾るや田植酒
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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