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「玉水木(たまみずき)」は、モチノキ科の落葉高木です。名前に「水木」と付きますがミズキ科ではなく、葉がミズキに似ていること、そして秋に球形の小さな実をびっしりと付けることからこの名があります。秋が深まるにつれて葉が黄色く色づいて散り、小枝に直径数ミリの鮮やかな赤い実だけが球状に群がり残ります。木全体がまるで無数の赤い小玉で覆われたようになる姿は大変華やかで、遠くからでも目を引く晩秋の風物詩です。
玉水木の最大の魅力は、葉を落とした梢にぎっしりと連なる「鮮烈な赤」です。晩秋の澄み渡った秋晴れの青空や、色を失いつつある枯山・渓谷といった静かな背景と対比させると、その朱色がひときわ際立ちます。また、山路や渓谷沿いに自生することが多いため、旅の途中で偶然出合えたときの驚きや感動、あるいは山里の静けさと組み合わせることで、晩秋ならではの清冽な叙情を描き出すことができます。
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