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「秋蟬(しゅうせん)」とは、立秋を過ぎて秋になってからも鳴いている蝉のことです。また「秋の蝉(あきのせみ)」「残る蝉」「残蝉(ざんせん)」とも呼ばれます。夏の盛りに響き渡っていた圧倒的な蝉時雨とは異なり、秋の気配が深まるにつれて弱々しく途切れ途切れに鳴く姿や、澄み渡った秋空にぽつりと響く哀愁を帯びた声が印象的な三秋の季語です。
夏の生命力あふれる蝉との違いを際立たせることがポイントです。夕暮れの冷気、まばらになった木々の葉、日差しの傾きなど、秋の訪れを感じさせる情景と組み合わせると効果的です。また、死期が近づきつつも懸命に命の声を絞り出すような「寂寥感」「哀感」「命の儚さ」に着目すると、情感豊かな句が詠めます。
・情景・時間:夕暮、黄昏、影、木漏れ日、秋晴、冷気 ・状態・動作:一声、途絶へ、力尽く、木深し、かすか ・場所:寺社、古庭、並木道、軒端
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