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紫苑の芽とは、秋に淡い紫色の花を咲かせるキク科の多年草「紫苑」が、春の訪れとともに土から出し始める若芽のことです。秋の紫苑は人の背丈を超えるほど大きく成長しますが、春の芽生えは低く小さく、力強く土を押しのけて顔を出します。紫苑は平安時代の説話などにも登場し、別名「思い草」とも呼ばれて古くから人々に愛されてきました。秋の優美な大輪の花を予感させながらも、冬を耐え抜いて再生する健気な生命力を感じさせる春の季語です。
秋に咲く大きくたおやかな姿との対比を意識しながら、まだ小さく瑞々しい芽の力強さを捉えるのがコツです。早春の冷たさが残る庭や、黒々とした土の湿り気、そこに射し込む柔らかな光を写し取ると、芽生えの初々しさが引き立ちます。庭の片隅で静かに芽吹く佇まいなど、身近な命の気配を丁寧に言葉にしてみましょう。
・土や場所を表す言葉(黒土、庭の隅、古庭、垣根の際、小道) ・春の光や大気を表す言葉(薄日、春雨、光、朝の露、ぬくもり) ・状態や動作を表す言葉(解く、萌え立つ、潤む、見出だす)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?朝霜を
踏み拉ぎゆく
田の柔し
念願の
法隆寺と
秋桜
葱の香や
夜なべの土間の
藁の束
富士の峰
雲居に紛れ
雪ぞ降る
下五をば
思いあぐねて
夜なべかな
漆塗る
夜なべの刷毛や
音静か