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笹龍胆(ささりんどう)は、リンドウ科の多年草である「龍胆(リンドウ)」の古名、あるいは笹のような細長い葉を持つリンドウの姿を指す晩秋の季語です。秋が深まる頃、山野の日当たりのよい草地や岩場などに、上を向いた深い青紫色の筒状花を咲かせます。古来より日本の秋を象徴する野草として愛され、清和源氏の代表的な家紋「笹竜胆紋」の意匠としても広く知られています。可憐でありながらどこか気品と凛とした強さを感じさせる草花です。
澄んだ青紫色の花色や、冷涼さを増す晩秋の光線・陰影を捉えることがポイントです。山峡や峠の道、枯れ始めた周囲の草むらなど、秋深まる山野の静けさと取り合わせることで、孤高に咲く花の鮮やかさを際立たせることができます。また、夕暮れの早さや肌を刺す風の冷たさを詠み込むことで、季節が冬へと向かう寂寥感や花の健気さを美しく表現できます。
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