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「絽」は、盛夏に着用される代表的な薄手の絹織物です。横糸を数本織り込むごとに糸をからませて隙間を作る「からみ織」の技法によって織られており、横方向に規則正しい筋のような透け目が現れるのが特徴です。この隙間によって風通しが良くなり、着る人にも見る人にも涼やかさを届けてくれます。古くから夏の礼装や単衣の着物、帯などに用いられ、日本の暑い夏を優雅に乗り切るための伝統的な知恵として受け継がれてきました。
絽の魅力は、何といっても繊細な「透け感」と、身にまとったときの「凛とした涼気」にあります。単に着物の種類として説明するのではなく、歩くときの衣擦れの音や、薄絹越しに透ける肌、風をはらんで軽やかに揺れる裾など、五感に訴えかける描写を意識すると良いでしょう。また、「黒絽」「白絽」といった色を詠み込んだり、夕暮れの街歩きや茶席など、少し改まった夏の日常の一コマを切り取ったりすることで、大人の気品と風情が引き立ちます。
絽の上品な風情を際立たせる、涼しげな動作や夏の情景とよく調和します。 ・扇子、日傘、団扇(夏の暮らしの小物) ・すだれ、風鈴、水引(涼感を呼ぶ夏の風物) ・うなじ、袂、歩み、立ち姿、帯(所作や装いを表す無季の言葉) ・畳、夕暮れ、石段(情景を深める無季の言葉)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?蹲の
底に寄り合う
落葉かな
散り紅葉
熊手に刺さる
虫の穴
百幹の
風に籠れる
鹿のこゑ
青沼に
若き日の我
もみじ狩り
吾も世も
秋を抱ける
明日かな
風の背を
追うて紅葉の
散り頻る