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「折掛灯籠(おりかけとうろう)」は、お盆の時期に先祖の霊(精霊)を迎え、また送るために灯される盆灯籠の一種です。青竹の途中をポキリと折り曲げ、その曲げた先端から小さな灯籠を吊り下げて、門口や軒先、墓前などに立てかけます。竹を折って掛ける形状からこの名がつきました。素朴で簡素な作りながら、初秋の闇の中にぽつんと揺れる小さな灯火は、先祖を偲ぶ人々の温かい祈りと、どこか哀愁漂う風情を色濃く感じさせます。
折掛灯籠を詠む際は、その「形状(竹のしなりや折れ曲がった佇まい)」や「灯火のか弱さ・儚さ」に注目するのがポイントです。豪華な盆提灯とは異なり、青竹と紙で作られた手作りの素朴さがあります。夜風に揺れる様子、灯火が照らし出す影、初秋の夜気や静寂といった周囲の情景と結びつけることで、季節の移ろいと霊を迎える敬虔な心情を深く表現できます。
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