老の春

老の春

おいのはる

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「老の春(おいのはる)」とは、高齢者が新年を迎えること、またその喜びや感慨を表す新年の季語です。かつて数え年で年齢を数えていた時代には、元日を迎えるとともに誰もが一つ歳を重ねました。そのため、無事にまた一つ長寿を重ねて新しい春を迎えられたことへの感謝や祝意、そして人生の円熟味をかみしめる気持ちが込められています。単なる年齢の経過ではなく、生き抜いてきた日々への肯定感と新春の晴れやかさが重なり合う、あたたかみのある季語です。

この季語で詠むコツ

老いることへの衰えや嘆きを強調しすぎず、新年を迎えた穏やかな心持ちや、日々のささやかな幸せに目を向けるのが上達のコツです。たとえば、日当たりのよい縁側でくつろぐ姿や、家族と酌み交わすお屠蘇の一杯など、具体的で静かな日常のひとこまを描くことで、かえって人生の深みや豊かな余情が際立ちます。若々しい春の気配と、重ねてきた歳月の対比を意識してみましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・身の回りの道具や仕草:眼鏡、杖、白髪、深雪、羽織、微笑む、息災 ・お正月の風物:屠蘇、雑煮、門松、日向ぼっこ、年賀状 ・情景をあらわす言葉:穏やか、静けさ、日の光、のどか、健やか

「老の春」の俳句例 (5件)

両の手に玉と石とや老の春
高浜虚子『六百五十句』(青空文庫)
世に四五歩常に遅れて老の春
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)
とはいへど涙もろしや老の春
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)
起き出でゝあら何ともな老の春
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)
何事も知らずと答へ老の春
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)

みんなの「老の春」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

蹲の

底に寄り合う

落葉かな

散り紅葉

熊手に刺さる

虫の穴

百幹の

風に籠れる

鹿のこゑ

青沼に

若き日の我

もみじ狩り

吾も世も

秋を抱ける

明日かな

風の背を

追うて紅葉の

散り頻る

関連する「新年」の季語

春の季語も見てみませんか

春の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事