屠蘇祝う

屠蘇祝う

とそいわう

別の表記・呼び名:屠蘇祝ふ(とそいわう)

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意味・由来

「屠蘇祝う」とは、元旦に延命長寿や無病息災を願い、屠蘇酒を酌み交わして新年を寿ぐことを表す季語です。「屠蘇」とは、山椒や防風など十種類前後の生薬を調合した「屠蘇散」を酒や味醂に浸した薬酒のことです。「悪鬼を屠り、魂を蘇らせる」という意味が込められており、古代中国から伝わり平安時代の宮中行事として定着したのち、庶民へも広がりました。若者の生気を年長者に分け与えるという意味合いから、年少者から年長者へと順に盃を交わす独特の作法があり、おめでたい祝賀の気分と厳かな儀礼の趣を兼ね備えています。

この季語で詠むコツ

「屠蘇祝う」は動作を伴う季語ですので、その場の臨場感や家族の人間模様を捉えると生き生きとした句になります。年少者から順に盃を傾ける様子や、普段はお酒を飲まない家族が口をつける初々しさ、あるいは一家の主や祖父母の穏やかな表情など、人々の関係性を描写するのが効果的です。また、屠蘇特有の清々しい薬草の香りや、朱塗りの重ね盃の鮮やかな色、元旦の柔らかな陽光といった五感に響く要素を一句に取り入れると、新年の喜びがより立体的に伝わります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・器や道具に関する言葉(朱盃、重ね盃、銚子、膳) ・人や家族に関する言葉(老い、幼な子、初孫、長男、一族) ・室内の情景に関する言葉(座敷、朝餉、障子、畳、晴れ着) ・五感に訴える言葉(生薬の香、ほろ酔い、澄む、紅の艶)

みんなの「屠蘇祝う」の詠み

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