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「小田刈月(おだかりづき)」は、陰暦九月(晩秋)の異称です。山あいや里の小さな田んぼ(小田)で稲刈りが行われる月であることからこのように呼ばれるようになりました。実りの秋の収穫の喜びとともに、青々としていた田んぼが刈り取られて広々とし、次第に冬支度へと向かう晩秋の寂寥感や風情を雅やかに表す言葉です。
「小田刈月」は七音と音数が長いため、五七五の中七や下五に据えてリズムを整える使い方が一般的です。単に「九月」と言うよりも、農村の生活感や日本の原風景、刈田に広がる独特の光景がまざまざと立ち現れます。稲刈りの慌ただしい作業風景だけでなく、刈り取られた後の静かな田園、夕暮れの冷え込み、山里の澄んだ空気などを取り合わせると、風情豊かな一句になります。
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