夏羽織
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意味・由来

「夏羽織(なつばおり)」とは、夏の暑い時期に着用する薄手の羽織のことです。絽(ろ)や紗(しゃ)、上布(麻織物)などの通気性に優れた透ける素材で仕立てられます。もともとは正装や外出時の礼儀として用いられたものですが、見た目にも涼やかで、風をはらむ軽やかさや独特の透け感に日本の夏の「粋(いき)」が宿っています。

この季語で詠むコツ

単に衣服として詠むだけでなく、薄い布越しに透けて見える着物の色や、通り抜ける風の心地よさ、着ている人の佇まいを描くのがコツです。大人の上品さや艶っぽさ、少し改まった席へ向かう緊張感、あるいは夕暮れ時に羽織をさらりと羽織る所作などを切り取ると、生活感の中に風情が生まれます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・紗、絽、麻、紋(素材や着物の特徴を表す言葉) ・扇子、下駄、白足袋(夏の装い・和装の持ち物) ・夕風、川端、石畳、日暮れ(夏の夕涼みや街歩きの情景)

「夏羽織」の俳句例 (1件)

別ればや笠手に提げて夏羽織
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

みんなの「夏羽織」の詠み

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