休暇明
autumn 生活

休暇明

きゅうかあけ

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意味・由来\n「休暇明(きゅうかあけ)」は、学校の夏休みやお盆休みなどの夏季休暇が終わり、再び日常の仕事や学業に戻る時期(初秋)を指す季語です。長かった夏の解放感から一転し、社会生活や学校生活のリズムへと心身を切り替える際の、独特の緊張感や少しの憂鬱、あるいは気持ちを新たにする清々しさが込められています。暦の上では秋に入った頃の季語であり、季節の移ろいとともに日常へ帰還する人の心の機微を捉えます。\n\n### この季語で詠むコツ\n非日常(旅先や実家、自然の中での滞在)から日常(職場、学校、通勤電車、街の喧騒)への「対比」を描くのがポイントです。日焼けした肌、重たく感じる仕事カバンや靴、久しぶりに向かうオフィスの机や埃など、身の回りの具体的なモノや身体感覚に焦点を当てることで、休暇明けの気怠さや新鮮な実感を鮮やかに表現できます。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・通勤、通学、満員電車、始発、デスク、制服、革靴、鞄\n・日焼け、白いシャツ、埃、朝の光、足音、ため息\n・引き締まる、戻る、重たし、眩し、遠ざかる

休暇明」の俳句例 (3件)

休暇明けて海の色せる眼なりけり
角川源義【現代語訳】休暇が明けて再会したその人の瞳は、まだ旅先の澄んだ海の色を宿しているようであった。\n【鑑賞】休暇を終えて日常に戻ってきた同僚や知人の姿を捉えた一句です。日焼けした肌だけでなく、瞳の奥に非日常の鮮やかな海の記憶を残している様子がロマンチックかつ鮮烈に描かれています。
休暇明けて山川の気を持て余す
能村登四郎【現代語訳】休暇が終わって日常の職場に戻ったものの、山や川で吸い込んできた大自然の気配やエネルギーを持て余してしまう。\n【鑑賞】自然の中で存分に英気を養ってきたものの、狭いオフィスや決まりきった日常の枠組みにすぐには馴染めない心身のギャップを「持て余す」と表現した、実感のこもった名句です。
休暇明けてまた通勤の波の中
日野草城【現代語訳】楽しかった休暇が終わり、再びいつも通りの通勤ラッシュの人の波の中に身を置いている。\n【鑑賞】休暇の静けさや解放感から一気に現実へ引き戻される瞬間を詠んでいます。押し寄せる人々の群れに揉まれながら、日常の社会生活を再び歩み始める哀感と決意がシンプルに伝わってきます。

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