草花売
autumn 植物

草花売

くさばなうり

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「草花売(くさばなうり)」は、秋の七草(萩、桔梗、撫子など)や様々な秋の草花を荷や車に積み、町中を売り歩く商人のことです。江戸時代から続く風物詩で、四季それぞれに花売りはいましたが、特に秋の深まりとともに情緒ある草花を売り歩く姿は、人々に季節の移ろいと侘び寂びを強く感じさせました。単に花を商うだけでなく、秋の野の美しさと寂しさを街角へと届けてくれる存在として親しまれてきた季語です。\n\n### この季語で詠むコツ\n草花売の呼び声や足音といった「聴覚的な描写」、あるいは夕暮れの光の中に浮かぶ色とりどりの花という「視覚的な対比」を意識すると情景が鮮やかに立ち上がります。秋の日の暮れやすさ(秋の暮、夕日、辻)や、路地裏の生活感と組み合わせることで、哀愁やほのかな温かみを巧みに表現できます。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n- 夕暮れ・日暮れ(夕日、暮色、街角の影)\n- 街の情景(露地、辻、石畳、格子戸)\n- 秋の草花(桔梗、撫子、萩、竜胆、秋海棠)\n- 人情・声(呼び声、買ひて、立ち去る)

草花売」の俳句例 (3件)

草花を売るに追はるゝ暮哉
正岡子規【現代語訳】草花売が花を売り切ろうと急ぎ足で行くうちに、あっという間に秋の日が暮れていくことだなあ。\n【鑑賞】つるべ落としと言われる秋の日の早さと、草花を売り歩く商人の忙しない姿を重ね合わせています。「追はるゝ」という表現に、秋の暮れの物悲しさと時の移ろいの早さが鮮やかに切り取られています。
草花売夕日こぼしてゆきにけり
久保田万太郎【現代語訳】草花売が、荷に受けた秋の夕日の光を道にこぼすようにして通り過ぎていった。\n【鑑賞】下町の哀歓を描く万太郎らしい、光と影の美しい一句です。草花売の背中や荷台に当たる傾いた秋の夕光を「こぼしてゆく」と捉えた繊細な詩情が、街の静けさと秋の寂寥感を引き立てています。
草花売の荷に撫子のはなやかに
阿部みどり女【現代語訳】草花売が担ぐ荷の中に、撫子の花がひときわ華やかに咲き誇っている。\n【鑑賞】秋の草花売の荷車や天秤棒に積まれた花々の中で、可憐で鮮やかな撫子の花に目を奪われた瞬間を素直に詠んでいます。落ち着いた秋の街並みの中で、そこだけぱっと明るく華やぐ色彩の対比が印象的です。

みんなの「草花売」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「草花売」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語