栗強飯
autumn 生活

栗強飯

くりおこわ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「栗強飯(くりおこわ)」は、実りの秋に収穫されたばかりの新栗を、蒸したもち米(強飯)に混ぜ込んだ料理で、秋の季語です。古くから旧暦九月九日の「重陽の節句」や、旧暦九月十三日の「十三夜(栗名月)」に栗強飯を炊いて祝う風習がありました。黄色くほくほくとした栗と、ふっくら艶やかなもち米の組み合わせは、秋の豊かな実りと慶びを象徴する滋味あふれる郷土の味・家庭の味として親しまれています。

この季語で詠むコツ

栗強飯を詠む際は、炊き立ての湯気や栗の黄金色、もち米の甘い香りといった「五感(視覚・嗅覚・味覚・触覚)」を鮮やかに捉えるのがポイントです。また、家族の団欒や故郷の母の記憶、親しい人へのおすそ分け、旅先での出会いなど、あたたかな人情や生活感を盛り込むと、より情趣深い句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・湯気、ほかほか、立ちのぼる(温もり・出来立ての描写) ・箸、茶碗、重箱、蒸籠(食事の情景) ・夕餉、母の手、団欒、ふるさと(家庭的・温かみのある生活描写) ・十三夜、名月、秋晴(秋の風物・情景との響き合い)

栗強飯」の俳句例 (3件)

栗強飯木曾の旅人ゆかしけれ
小林一茶【現代語訳】栗強飯を食べていると、木曾路を行く旅人の姿やその土地の風情が、なんとも奥ゆかしく心惹かれるものに思われることだ。 【鑑賞】栗の名産地として知られる木曾路の風土と、旅情を重ね合わせた一句。「ゆかしけれ」という心惹かれる思いの中に、旅への憧れと栗強飯の素朴な味わいが美しく響き合っています。
栗強飯隣へくばる夕餉かな
正岡子規【現代語訳】新栗で炊いた栗強飯を、夕飯時に隣の家にもおすそ分けする、そんな心温まる夕暮れであることよ。 【鑑賞】秋の味覚を独り占めせず、近所と分かち合う下町の長屋のような温かな人情が描かれています。日常の何気ない夕餉の風景の中に、季節の喜びと素朴な人とのつながりが感じられます。
栗強飯父の忌近くなりゐたり
鈴木真砂女【現代語訳】栗強飯を炊く季節になり、そういえば亡き父の命日も近づいてきたのだと気づかされる。 【鑑賞】秋の風物詩である栗強飯をきっかけに、亡き父を追慕する情を詠んでいます。家族への愛情や歳月の巡りを、素朴な食の季語を通してしみじみと伝えてくれる名句です。

みんなの「栗強飯」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「栗強飯」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語