氷解

氷解

こおりどけ

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意味・由来

「氷解(こおりどけ)」は、厳しい冬の寒さによって川や湖、池の表面に張っていた氷が、春の暖かさに触れて解けていく情景を表す春の季語です。「解氷(かいひょう)」や「氷解く(こおりとく)」とも言われます。冷たく閉ざされていた水面が再び動き出し、水音を取り戻していく様は、自然界が生命力を取り戻す春の訪れを象徴しています。また、「疑惑が氷解する」という慣用句があるように、人の心のかたくなさや、わだかまりが解けていく様子と重なり合う情緒豊かな季語です。

この季語で詠むコツ

視覚的な変化だけでなく、音や光、触覚など「五感」を意識して描写するのが上達の近道です。例えば、氷が割れて流れる微かな音、解けた水がきらきらと光を反射する様子、あるいは肌に感じる風の緩みなどを捉えると、実感がこもった句になります。また、「心」や「悩み」といった抽象的な言葉を直接使わず、具体的な水辺の情景をありのままに写し取ることで、読み手に自然な広がりや安堵感を伝えることができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水音(みずおと)、せせらぎ、雫(しずく) ・日差し(ひざし)、光(ひかり)、山影(やまかげ) ・岩肌(いわはだ)、渓流(けいりゅう)、湖畔(こはん) ・春光(しゅんこう)、温む(ぬるむ)、浅瀬(あさせ)

「氷解」の俳句例 (1件)

氷解けぬ鯉の吹き出すさゝれ波
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「氷解」の詠み

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