菊の芽

菊の芽

きくのめ

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意味・由来

「菊の芽(きくのめ)」は、晩春から初夏にかけてぐんぐんと育つ菊の若芽のことです。菊といえば秋の花という印象が強いですが、冬を越した古い株の根元や枯れ茎の周りから、春の訪れとともに青々とした力強い新芽が顔を出します。この芽は古くから食用としても親しまれ、摘み取ってお浸しや天ぷら、和え物などにして春の独特なほろ苦い香りや風味を味わってきました。秋の華麗な姿とは対照的に、素朴でありながらたくましい生命力を感じさせる春の季語です。

この季語で詠むコツ

秋に咲き誇っていた枯れた旧茎と、その足元から萌え出る鮮やかな新芽の「新旧の対比」を意識すると、時間の移ろいや命の循環が鮮やかに表現できます。また、菊特有の清々しい香りや、摘むときの指先の感触、摘んだ芽を料理して春の味覚として楽しむ生活感を描くのも効果的です。視覚だけでなく、土の湿り気や春の光の暖かさなどを五感を使って捉えることで、句に深い実感が生まれます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・根方(ねかた)、古株(ふるかぶ)、枯茎(かれくき) ・黒土(くろつち)、畝(うね)、庭先(にわさき) ・摘む(つむ)、指先(ゆびさき)、籠(かご) ・ほろ苦し(ほろびがし)、香り(かおり) ・春光(しゅんこう)、朝露(あさつゆ)

「菊の芽」の俳句例 (1件)

それ/\に名のつく菊の芽生哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「菊の芽」の詠み

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