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「からの群(からのむれ)」は、スズメ目アトリ科の鳥「イカル(鵤)」の群れを指す晩秋の季語です。「から」はイカルの古名であり、秋から冬にかけて数十羽から百羽以上の大きな群れを作って行動する習性があります。太く黄色い嘴(くちばし)が特徴で、木の実をパチパチと音を立てて割って食べます。古くからその美しいさえずりや、群れをなして一斉に飛び立つ姿が秋の深まりを告げる風物詩として親しまれてきました。
「からの群」を詠む際は、群れとしてのダイナミックな「動き」や、彼らが発する「音」に着目するのがコツです。一斉に飛び立つときの羽音や、梢から梢へ移動する様子、また「キコキーコ」という澄んだ鳴き声や木の実を割る音など、五感に響くディテールを捉えることで、深まりゆく秋の冷涼な空気感を描き出すことができます。
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