観菊御宴
autumn 植物

観菊御宴

かんぎくぎょえん

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「観菊御宴(かんぎくぎょえん / かんぎくのごえん)」は、秋の季語で、皇室が主催した菊花を観賞するための公式な宴(観菊会)を指します。明治時代から昭和初期にかけて、赤坂御用地や新宿御苑などで盛大に催されました。もともとは陰暦九月九日の「重陽の節句」に宮中で行われていた「菊花の宴」の流れを汲むもので、国内外の皇族や高官、外交使節などが招待され、格式高い華やかな社交の場となりました。現在でも行われている秋の園遊会の前身にあたる、非常に格式の高い宮中行事です。\n\n### この季語で詠むコツ\nこの季語を詠む際には、皇室行事ならではの「気品」「格式」「緊張感」を表現することがポイントです。美しく仕立てられた大菊や懸崖菊のたたずまいはもちろんのこと、招かれた人々がまとう華やかな衣装、宮廷の静謐で洗練された空気感、澄み渡った秋晴れの空などを切り取ると良いでしょう。現代の日常から少し離れた、明治・大正期の近代化の薫りを漂わせるようなノスタルジックなアプローチも効果的です。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n- 格式や色彩を表す言葉:「晴天」「玉砂利」「衣擦れ」「シルクハット」「厳か」\n- 菊の美しさを際立たせる言葉:「懸崖(けんがい)」「大菊」「気品」「高貴」\n- 場所や状況を示す言葉:「御苑(ぎょえん)」「芝生」「宮中」「馬車」

観菊御宴」の俳句例 (3件)

観菊の御宴晴れて風もなし
高浜虚子【現代語訳】観菊の宮中参内が行われる今日は見事な秋晴れで、風も全くなく穏やかな気候である。【鑑賞】宮中で催される観菊会の厳かで華麗な雰囲気が、雲一つない秋晴れと無風という静寂な気象状況によってより一層引き立てられている様子を詠んでいます。
観菊の御宴やいそぐ車人力
夏目漱石【現代語訳】観菊の宴に招かれた人々を乗せた人力車が、せわしなく行き交い急いでいる。【鑑賞】近代化が進む明治期の東京の活気と、宮中行事へと急ぐ紳士淑女たちの華やいだ焦燥感を、街を駆ける人力車の動きを通して生き生きと描いています。
観菊の御宴や菊の盛りなる
松瀬青々【現代語訳】宮中での観菊の宴が華やかに催されており、庭園の菊の花もまさに今が満開の時期を迎えている。【鑑賞】格式高い宮中行事の開催と、自然の美である菊の満開が見事に合致した瞬間を、真っ直ぐに表現して讃えた格調高い一句です。

みんなの「観菊御宴」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「観菊御宴」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語