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季語辞典
松瀬青々
俳
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松瀬青々
まつせせいせい
作風・特徴
作風の解説はまだ登録されていません。
代表句 (5件)
鎌はじめ山おろしたつ露の中
季語: 鎌はじめ (autumn)
『【現代語訳】いよいよ稲刈りを始めるこの早朝、山から吹き下ろす冷たい風が立ち込める、深い朝露の中で鎌を使い始める。 【鑑賞】早朝のひんやりとした山の空気と、稲穂を瑞々しく濡らす露。農村の厳しいながらも美しい自然環境と、そこで汗を流す人間の力強さを感じさせる名句です。』
草の穂や皆一やうに風の吹く
季語: 草の穂 (autumn)
『【現代語訳】草の穂がそよいでいる。どの草の穂も、吹き渡る風に合わせてみな一様に同じ方向へと揺れていることだ。【鑑賞】風の動きが草の穂の揺れによって可視化されている様子を見事に捉えた一句です。「皆一やうに」という表現から、広大な野原に広がる草の穂が一斉に風になびく、秋の静かで大きな自然の営みが感じられます。』
かけ踊のうしろ姿や月明き
季語: かけ踊 (autumn)
『【現代語訳】激しく舞い踊るかけ踊の、その踊り手の後ろ姿に、冴え渡る秋の月光が美しく照り映えていることよ。\n【鑑賞】静寂を保つ月の光と、激しく動き回る踊り手の動的な美しさが、実に見事な対比を見せています。踊り手を正面から捉えるのではなく、「うしろ姿」に着目することで、祭りの興奮のなかに漂う哀愁や、どこか神秘的な雰囲気を引き出しています。』
玉兎波にくだけて躍りけり
季語: 玉兎 (autumn)
『【現代語訳】水面に映った美しい月影(玉兎)が、波が立つたびに細かく砕け、まるでウサギが楽しげに跳ね回っているかのようである。 【鑑賞】水面に揺れる月光のきらめきを「玉兎」と捉え、波の動きによる光の明滅をウサギの躍動的な動きに見立てています。静かな夜の中に、視覚的な楽しさと生き生きとしたリズムを感じさせる名作です。』
懸巣来て何かこぼせり松の枝
季語: 懸巣 (autumn)
『【現代語訳】カケスが飛んできて松の枝にとまり、何か(松笠の種やドングリなど)をこぼし落として去っていった。\n【鑑賞】カケスのせわしない動きや、木の実を蓄える習性を捉えた一瞬のスケッチです。静かな松林に、カサリと何かが落ちたかすかな音まで聞こえてくるような愛嬌のある句です。』
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