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海棠はバラ科の落葉小高木で、春の四月ごろに淡い紅色の可憐な花を咲かせます。中国原産で、唐の玄宗皇帝が酔ってうたた寝をする楊貴妃の艶やかな美しさを「海棠の睡り未だ足らず」と例えた故事から、美人の代名詞としても親しまれてきました。細い柄の先に花がややうつむき加減に咲く様子は、恥じらいを含んだ優美でどこか艶やかな風情を漂わせます。
海棠の花は、桜に比べて赤みが強く、枝からしなやかに垂れ下がって咲く姿が大きな特徴です。その華やかさと、どこか物憂げでしっとりとした佇まいに着目すると、海棠ならではの情趣が際立ちます。春の雨に濡れる風情や、庭先に咲く静かな光景、夕暮れの淡い光の中に浮かび上がる紅色などを切り取ってみましょう。また、故事に由来する「眠気」や「まどろみ」といった春特有の柔らかく心地よい感覚と響き合わせるのも効果的です。
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?行く秋に
野菊のそつと
佇めり
色褪せし
沈黙残る
行く秋や
行く秋や
雑木林へ
日照雨して
行く秋や
漁の手袋
冷ゆるなり
山染めて
紅葉衣を
まといけり
寛政の
庚申塔の
時雨れゆく