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高麗菊(こうらいぎく)は、春に菊に似た可憐な花を咲かせるキク科の多年草で、春の季語です。朝鮮半島から渡来したとされるチョウセンヨメナなどを指すことが多く、古くから庭先や野辺で見られてきました。菊といえば秋を代表する花ですが、高麗菊は麗らかな春の光の中で、白や淡い紫色の清楚な花を咲かせます。異国の風情を秘めた名を持ちながらも、日本の春の景観に優しく調和する慎ましい美しさが愛されてきました。
「菊」の文字に引っ張られて秋のような冷涼感や重厚な雰囲気に偏らないよう、春特有の「柔らかな光」や「長閑さ」を意識して詠むのが大切なコツです。秋の大輪の菊のような華やかさではなく、野原や庭の片隅に控えめに咲く素朴で可憐な姿をすくい取りましょう。春風に小さく揺れる様子や、足元にそっと寄り添うような佇まいに着目すると、実感のこもった味わい深い句になります。
・うららか(春の柔らかな陽気と花の愛らしさが引き立ちます) ・春光(花びらを照らすうららかな日差しを表現できます) ・庭隅(ひっそりと佇む素朴な咲き姿を捉えることができます) ・風(春のやさしい風に揺れる風情を素直に描けます)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?赤蜻蛉
絵と見えけるぞ
湿原に
ひとりゐの
鍋底さらふ
夜寒かな
大根干し
萎びて太さ
揃ひゆく
秋薔薇の
馨り掬ひて
休みけり
蜻蛉や
水辺に影の
連なりぬ
宵の酔い
新酒の樽割るるとき
戻りけり