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高麗雉(こうらいきじ)は、ユーラシア大陸原産のキジ科の鳥で、日本の固有種である日本雉の近縁種です。日本雉と比べて、首の周りに鮮やかな白い輪模様があるのが大きな特徴です。大正時代以降に狩猟用などとして朝鮮半島から持ち込まれ、北海道や対馬、本州各地の野山に定着しました。春になると雄は縄張り宣言や雌への求愛のために高く鋭い声で鳴き、力強く羽ばたく「母衣打ち(ほろうち)」を行います。春の野に響くその勇壮な姿と生命力から、春の季語として詠まれます。
通常の「雉」と区別して「かうらい雉」と詠む際は、首にある白い輪の鮮やかさや、大陸由来のどこか大柄でたくましい風貌に焦点を当てると独自性が際立ちます。春の広々とした田畑、牧草地、林の境目などで、ふいに現れる鮮烈な色彩や鋭い鳴き声を五感で捉えてみましょう。雄の堂々とした歩みや、乾いた野原に響く羽音など、具体的な動作を描写することで春の野の活気が生き生きと伝わります。