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鏡餅は、新年に歳神様をお迎えするために飾る、大小二つの平たく丸い餅を重ねたお供え物です。その名は、古の青銅器の鏡(三種の神器の一つである八咫鏡)に形が似ていることに由来します。丸い形は円満を、二つ重なる姿は福徳が重なることや、太陽と月(陰と陽)を表す縁起の良いものとされています。上には代々栄えることを願う橙を載せ、裏白や昆布などを添えて床の間や神棚に飾る、お正月の象徴的な風物詩です。
鏡餅そのものの白さや重厚感を捉えるだけでなく、そこに流れる新春の空気感や生活の情景をすくい取ることが大切です。飾り付けたばかりの清々しさ、注連縄や橙との鮮やかな対比、あるいは正月の日差しを浴びて静かに鎮座する様子など、視覚的な美しさを描写してみましょう。また、日が経つにつれて白く乾き、小さなひび割れが生じていく時間の推移に目を向けると、より生活感と情緒のある句が生まれます。
・橙、裏白、三方、神棚、床の間などの正月飾りの道具類 ・白さ、重たさ、どっしり、ひび割れなどの質感を表す言葉 ・初日、朝日、影、静けさ、家族の団らんなどの情景を描く言葉