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「稽古始(けいこはじめ)」とは、新年を迎えて初めて、武道や芸事(舞踊、音曲、茶道、華道など)の練習を始めることを指す新年の季語です。古くは正月二日に物事を始めると上達が早いとされたことから「仕事始」や「書初」と同じく二日に行われることが多く、地域や流派によっては鏡開きの頃に行われることもあります。新しい年の訪れとともに、身も心も引き締めて芸の道や心身の鍛錬に励む、清々しく厳かな年中行事です。
新春ならではの張り詰めた空気感や、背筋がすっと伸びるような緊張感を詠み込むのが基本です。道場や稽古場の冷え切った空気、新調した稽古着の白さ、あるいは「気合の声」「三味線の澄んだ音色」といった聴覚的な要素に焦点を当てると、臨場感あふれる生き生きとした句になります。また、久しぶりに師匠や仲間と顔を合わせる新年の喜びや、今年一年の上達を願う真摯な思いをさりげなくにじませるのも効果的です。
・装具や道具(白道着、袴、竹刀、帯、扇子、畳、弦) ・身体の感覚や所作(息白し、背筋、正座、凛と、澄む) ・空間や光(道場、板間、朝日、初光、朝気)
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