禾すなはち登る

禾すなはち登る

いねすなわちみのる

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「禾すなはち登る(いねすなわちみのる)」は、二十四節気の「処暑」の末候にあたる七十二候の一つ(新暦の9月2日〜6日頃)に由来する初秋の季語です。「禾(いね)」は稲をはじめとする穀物の総称で、「登る(みのる)」は実がしっかりと熟して収穫の時を迎えることを意味します。青々としていた田んぼが次第に黄金色へと染まり、稲穂が重たげに首を垂れ始める、豊かな実りの季節の訪れを告げる言葉です。

この季語で詠むコツ

文字通り「稲が実る」という情景そのものを表す格調高い言葉ですので、単に「稲が実った」と説明するのではなく、実りを取り巻く光や風、土の匂い、収穫を待つ人々の喜びや静かな気配を描写するのがポイントです。また、七十二候に由来する雅やかで少し古風な響きを活かし、広大な田園風景や山あいの棚田、澄み渡る初秋の青空などを対比させると、豊かな季節感が際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 色彩・光を表す言葉:黄金(こがね)、黄雲、青空、日輪、茜さす
  • 自然・天候を表す言葉:秋風、穂波、棚田、嶺(みね)、畦道
  • 人の営み・情緒を表す言葉:豊作、案山子、田守、安らぎ

禾すなはち登る」の俳句例 (3件)

日輪のまばゆきばかり禾乃登
鷹羽狩行【現代語訳】降り注ぐ太陽の光がまばゆいばかりに輝く中、稲穂が見事に実りの時期を迎えている。 【鑑賞】天から降りそそぐ陽光の力強さと、それを受けて黄金色に輝く田の豊かな広がりを鮮やかに捉えた一句。七十二候の季語「禾乃登」の格調高さを損なわず、初秋の晴れ渡る空と実りの美しさをストレートに讃えています。
禾乃登る嶺の青さの極まりぬ
能村登四郎【現代語訳】稲穂が豊かに実る頃となり、背後にそびえる山嶺の青さが極まるほど深く美しく澄み渡っている。 【鑑賞】足元に広がる実り豊かな稲田と、彼方にそびえる山々の澄んだ青色とのコントラストが見事な作品です。初秋の大気の清澄さと、大地の恵みの充実感が過不足なく調和しています。
禾登る稲田の風の匂ひかな
正岡子規【現代語訳】稲が豊かに実る田んぼを吹き抜けていく風から、実りの季節ならではの豊かな香りが漂ってくることよ。 【鑑賞】視覚的な黄金の稲穂だけでなく、渡る風の「匂い」という嗅覚を通して実りの秋を実感した素直な句です。大地の生命力と収穫を迎える田園の長閑な空気感が素朴に表現されています。

みんなの「禾すなはち登る」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「禾すなはち登る」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語