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「稲扱き(いねこき/いねこぎ)」とは、刈り取って天日などで乾燥させた稲の穂先から、籾(もみ)を落とす「脱穀(だっこく)」の作業を指す秋の季語です。古くは「千歯扱き(せんばこき)」や足踏み式の脱穀機を使い、現代では動力脱穀機やコンバインを用いて行われます。秋の収穫作業のクライマックスにあたり、黄金色に実った米への感謝と、冬を前にした農家の忙しくも充実した活気を象徴する生活の季語です。
脱穀作業ならではの「音」や「光景」、「匂い」を捉えるのがポイントです。機械の轟音や千歯扱きの規則正しい擦過音、舞い散る藁屑や籾殻の埃っぽさ、香ばしい新米の匂い、夕暮れ迫る中で急いで作業を進める人々の姿など、五感を総動員して現場の臨場感を切り取りましょう。また、夕暮れや夜業(なべ)の明かりと対比させることで、作業の熱気や哀愁を際立たせることができます。
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