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「芋嵐(いもあらし)」とは、初秋から仲秋にかけて、里芋の大きな葉を激しく吹き煽り、葉裏を白く翻らせるように吹き荒れる強い風のことです。主に里芋の収穫期前後に吹く風を指し、青々とした広い葉が一斉に波打ち、裏返ってざわめく様子には独特の荒涼感や力強さがあります。単なる「野分(のわき)」や「秋風」とは異なり、里山の暮らしや畑の風景、土の匂いが強く感じられる生活感あふれる季語です。
里芋の大きな葉が風に翻る「視覚的なダイナミズム」や、風が葉を揺らす「音」を意識して描写すると、情景が鮮やかに浮かび上がります。また、芋嵐は畑仕事をする人々にとって自然の厳しさや収穫の気配を感じさせる風でもあります。日常の暮らし、農作業、家族の営み、あるいは吹き抜ける風の孤独感や力強さなど、生活実感や心情と重ね合わせると深い句になります。
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