火桶
俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「火桶(ひおけ)」は、丸太をくり抜いたり板を丸く曲げたりした木製の桶の内側に、銅などの金属を張り、灰を敷いて炭火を入れた暖房具です。三冬の季語であり、現在広く知られる陶器や金属の火鉢の原型ともいえる歴史深い生活道具です。平安時代の物語や日記文学にも頻繁に登場し、木製ならではの素朴な温かみや、どこか懐かしい雅やかさをあわせ持っています。

この季語で詠むコツ

火桶の魅力は、木肌のぬくもりと、両手で抱え込めるような親密な距離感にあります。ただ「暖かい」と詠むのではなく、膝元に引き寄せて独り静かに暖をとる姿や、使い込まれて艶を帯びた木目、灰の中で静かに赤らむ炭の様子など、具体的な情景や手触りを捉えるのがコツです。陶器の火鉢よりも素朴で私的な雰囲気が漂うため、侘び住まいや読書、物思いに沈む静かな時間を演出するのに適しています。

相性のいい言葉・取り合わせ

・触覚や所作:抱く、膝、撫づ、引き寄す、掌(てのひら) ・物や質感:木目、丸み、古色、塗(ぬり)、埋火(うずみび) ・情景や時間:夜半、山里、灯影、老い、静寂、庵(いおり)

「火桶」の俳句例 (5件)

穗薄になでへらされし火桶哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
あらがねの土より起る火桶哉
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
老の手のわなゝきかざす火桶かな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
霜の後なでしこ咲ける火桶哉
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
父酔うてしきりに叩く火桶かな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

みんなの「火桶」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

せせらぎの

音も錦の

谷紅葉

赤紅葉

浮かぶ障子や

黒紅葉

一条の

光となりて

翡翠飛ぶ

出張と

言へど浮き立つ

旅始

出張と

言へど浮き立つ

旅始

屍より

幽けき羽ばたき

秋の蝶

関連する「冬」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事